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スタッフブログ

設備紹介【3Dスキャナー KEYENCE VL-800】

2025-04-23
注目
ふと自分の席に戻ると見知らぬ品物が置かれていることがある。だいたい察しはついていたが周囲に尋ねてみると「計測して寸法をだしてほしい」とのこと。来るもの全てが真っすぐな板なら何の苦労もなくササっと終わらせられるのですが曲げがあったりR面があったり、そもそも一発手作りで作ったので比較などなく計測も難しいなどなどバラエティに富んでいる。その手間を少しでも減らそうとつい先日ある機械を導入しました。3Dスキャナー KEYENCE VL-800(トップ写真)と言う機械で自由に基準面を設定して仮想断面が測定可能。肉厚・テーパー角度・ゆがみなどを非破壊で測定し、従来の三次元測定機と3Dスキャナの課題をAIが解決してくれ、ほとんど置いて押すだけで計測が完了してしまう優れもの。試しにスキャンしてみたパーツもこの通り、曲げの部分や裏面の僅かなくぼみまで3Dで再現してくれる。
これはすごい、ならば…と、家にあった小さな弥勒菩薩のフィギュアを持ってきて試しに出来るのか実験をしてみた。ちょっと意地悪なお題だったかなとスキャンを進めてゆくと結果はこの様なイメージに仕上がりました。足元のひだの部分や体のディテールもわずが10cmほどの大きさのフィギュアなのによく出ている。カメラはそのもの自体の造形のみならず色彩までも拾ってデータに反映してくれるので使い方によっては測定のみならずメタバース空間におけるアイテムの作成にも一役買いそうである。また、読み取ったデータは3D CADなどのファイル形式であるstepファイルで出力することが出来ます。
またこの様にして断面の形状も予測してデータ化してくれる。あれこれどこかで見たことがある…あっ、ドラえもんでこんな道具あったな、確か「断層ビジョン」。その道具も見えない内部まで見たりできる道具で、あれちょっとドラえもんの未来に近づいているのでは?と少し感動。また、この機械を使って文化財や出土品などの研究もされていたり食品の質量の計算に使われていたりと非接触ならではの測定方法は幅広いジャンルで使用されている。
もっと色彩豊かな物でも可能なのかと某有名RPG主人公もスキャンしてみるとかなりの精度でスキャンすることが出来ました。まだまだ不慣れで手当たり次第にスキャンをして慣れようとしている日々ですが、慣れてゆくと寸法取り、もとい様々な分野で活躍が期待できそうです。形状が複雑で計測が億劫や計測するものが多すぎて困っているなど、そう言った問題を解決できるかもしれませんので一度是非ともご相談ください。

弊社ではその他にもお客様のご要望に応じたさまざまな用途の生産機械製造のため、幅広い加工化できる設備をそろえています。どの様なご要望・ご依頼でも構いませんので一度お気軽にご相談くだい。
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