設備紹介【シャーリング AMADA M-3060】
2025-01-07
オススメ

新年あけましておめでとうございます。本年度も何卒よろしくお願い申し上げます。
正月気分もまだまだ漂っている世の中、正月飾りやしめ縄はよく見かけるのですが門松と言うのはトンと見なくなりましたね。松竹梅と縁起の良い佇まいが僕は好きなのですが、そんな門松も戦国時代ではそれを中心に穏やかではないやり取りがあったと言います。1572年に武田信玄軍に敗れた徳川家康、その敗走の10日後に新年を迎え武田方から正月の挨拶として門松とともにこんな一句が届いた。
「まつかれて(松枯れて)たけたぐひなき(竹類いなき)あしたかな」
松は家康の旧姓・松平を表しており、その松が枯れて滅びゆき竹(武田)が天下を取るであろうと言うものだった。
それを見た家康の家臣たちは何と無礼なと憤慨、しかしその中で家臣の一人であった酒井忠次が大変切れ者でその句に濁点をつけ
「まつかれで(松は枯れず)たけだくびなき(武田首無き)あしたかな」
と読み上げた。松は枯れず武田信玄の首は明日にもなくなると。これには家康もご満悦、必勝祈願にと首に見立てて先を切った竹のその周りに松を囲うという門松を飾りそれが武家を中心に広がったという。
切れのある一句にまた抜群の切れ味で返すその様は先の読めない戦国の世をしっかりと見据えて、どんな時でも余裕を持っていたからこその切り替えしが出来たのでしょう。今の世の中も切り抜けてゆけるよう見習うべき心構えですね。
さて弊社には竹以上に厚く硬い鉄、最曲長3050mm、最厚6mmまでの切断作業を行えるこちらも切れ味抜群の一機、シャーリング加工機AMADA M-3060を導入しております。ハサミで紙を切る原理と同じで切断寸法に位置決めしたバックゲージに材料を突き当て、上刃が下降して切断する仕組みです。近年では定尺材から直接製品を加工することが多く、シャーの出番は減ってきていますが弊社ではまだまだ現役で動いております。
弊社ではその他にもお客様のご要望に応じたさまざまな用途の生産機械製造のため、幅広い加工化できる設備をそろえています。どの様なご要望・ご依頼でも構いませんので一度お気軽にご相談くだい。
